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大橋清貫

が考える重要な思考

        三田国際学園学園長 大橋清貫の「選びたい教育」

 

はじめまして。

2人の小学生の子を持つ母ふじふじです。

小学生になり「教育」を考える機会が増え、色々な方のブログなどを読み漁りました。

その中で感銘を受けたのが【三田国際学園学園長 大橋清貫の「選びたい教育」】です。

大橋清貫先生の考える思考の中で、私がこれから念頭に置いて子どもの教育に挑みたいと思ったものを

大橋清貫先生のコラムから転載して紹介させてもらいます。

お子さんの教育を考える際に是非お役立てください。

 

大橋清貫スレ について
大橋清貫が考える重要な思考。三田国際学園学園長 大橋清貫の「選びたい教育」4.p
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三田国際学園学園長

大橋清貫の「選びたい教育」①

~大橋清貫 コラムより転載~
       これからの学校とは大橋清貫 コラムより)

戻ることのできない流れ

上記でその背景に触れました。もう少し加えれば、そう思うのは、誰もが時代の大きな動きを感じ取っているからだと思います。一部の人だけであれば、まだ先のことかもしれません。しかし、多くの方がもうわかっています。

特に、企業の第一線で活躍されている保護者の方は鋭敏です。「社会で活躍するには今迄の教育だけでは追いつかない。新たな視点の教育が必要だ。」と考えている方が多いようです。もう「戻ることのない流れ」なのです。

対応は各校によって違うものになる

各校の学校説明会などで、ニューヨーク市立大学のキャシー・デビッドソンが言う「今の小学生が社会に出る頃は65%の子が今はまだない仕事に就くことになるだろう。」といった話や、未来学者のレイ・カーツワイルが「2029年にはAIが人類の知能を超える。」といった話などを何度か耳にされたことがあるのでないでしょうか。

各校とも教育の前提が大きく変わっていくことを理解しています。ですから「従前の教育だけではこの変化に対応できない。だからこそ新しい教育を。」と力説されていると思います。

問題はどんな新しい教育を実施しようとしているかです。私は各校によって相当に違うものになると考えています。それはなぜか。各校によって今置かれている立場が異なるからです。

なぜ学校によって違うのか

これこそが鍵です。起こりうる未来、始まっている変化に対して思考力を鍛える教育が必要になっていくことを多くの学校が唱えています。

このことは実は考えられている以上に学校にとって大きなチャレンジになっていくことを意味しています。

例えばひとつの単元、項目を学ぶための指導法。今までの先生が一方的に教える教授法では学生や生徒はどうしても覚える、暗記する、試験に出た時に忘れないように努力する。まさにエビングハウスの忘却曲線との闘うことになっています。そこでは思考は希薄になり、記憶が学習の中心になってしまいがちです。

深い思考を促す教育は可能なのか

もちろん可能です。しかし、実現は容易ではありません。実現には越えなければならない、いくつものハードルがあるからです。

例えば、授業をするのは教師です。大学では学長が、中高では校長先生がいくらその気になっても、教師一人一人が本気で取り組もうと思わなければとてもできるものではありません。

一方通行型の授業に自信のある先生は「変える必要がない」と考えても不思議ではありません。それでは学校はどのようにして「今、必要とされる教育」を学生や生徒に提供しようとしているのでしょうか。学校がどのように努力しているのかを知ることは、学校選択に非常に役立つと思います。

       今、教育は未体験ゾーンに入っている大橋清貫 コラムより)

学校側の視点で、中学入試の背景をとらえる

本コラムでは、新たな段階に入った中学入試や大学入試について一緒に考えてみたいと思います。今、中学入試や大学入試は、全ての関係者にとって未体験ゾーン入っていると思います。なにしろ中学入試では帰国生入試ではなく一般入試で英語入試を実施する学校も出てきたわけですから。

そこで今回は、大きく変わってきた中学入試を学校の背景から書いてみます。特に学校の意図を理解されることは重要だと思います。なぜならば、どんな準備をすることが大事なのか、そのヒントになるからです。

学校の独自性がより発揮できる時代に

新学習指導要領の方向性が「新しい時代に必要となる資質・能力を踏まえて」「主体的で対話的な深い学び(アクティブラーニング)の視点から学習過程を改善」していくとされています。その資質・能力とは何であるかは学校が考え、それを達成するためにアクティブラーニング(AL)を取り入れるとなっています。

これは学校にとっても大変なことです。何を学びの中心に置くかは学校ごとに異なってきますし、どのようなALをするかは学校の判断となります。これはとても大きな変化ですし、今後の日本の教育は大きく変わっていくと思います。

学校の独自性がこれまで以上に発揮できる時代になったと言えるでしょうし、特に私学にとっては大きなチャンスだと言えます。

逆に言えば、果敢に目指す教育を実施していく私学と、そうはいってもなかなか変われない私学の違いはとても大きなものになると思います。

学校選びの判断指標がより重要視される

受験生や保護者の方は自らの判断で学校を選択し、中学受験をし、入学されるわけですが、学校により教育内容が相当に違う時代になったとみることができます。パッシブラーニングが中心であった時代は偏差値や大学合格実績が判断指標とされたのは理解できます。しかし、これからはその学校がどんな教育するのかを宣言し、それを本気で実現しようとしているか、その体制が整っているかをみる時代になったと思います。このことは最初にお伝えしておきたいことです。

       変化する入試問題と教育の転換大橋清貫 コラムより)

教育をとりまくうねり

従来のようにほぼ同じ偏差値だから、ほぼ同じ大学実績だから教育の内容は同じだろうという考えは成り立たなくなっていくと思います。高校、特に進学校は目指す大学の合格に必要とされる学力について熟知しています。その学力に辿り着く指導法は得意中の得意です。

そんな事情でほぼ同一レベルの進学校の指導内容はどうしても近いものになっていきます。「教え子を目標大学に」という思いはとても強いのです。特に結果を出したいというミッション意識が高い先生はそういった傾向にあります。悪いことではありません。むしろそのプロ意識は立派だと思っています。

しかし、少し事情が変わってきています。その動きはなだらかに見えますが、実は大きなうねりになっていくと思います。大学も大きく変わろうとしているからです。

変化する大学入試問題

「ルネサンス期にヨーロッパに大きな社会的変革をもたらした『火薬・羅針盤・活版印刷術』は三大発明と呼ばれている。なぜ三大発明と呼ばれているかを簡単に考察した後,2050 年頃までに期待する3つの技術革新を挙げ,それらの相乗効果がもたらす社会的変革を説明せよ。」

2017年度の東京大学の推薦入試の問題です。600~800字でという指定です。今後、このような入試問題は各大学の個別入試の中で増えていくはずです。それが時代の流れだと考えます。社会が求める人材の条件が大きく変わってきたからです。

出典:平成 29 年度 東京大学工学部推薦入試 小論文課題 
http://www.u-tokyo.ac.jp/stu03/e01_29.html

社会が求めるスキルを身につける教育への転換

2016年に世界経済フォーラムが発表した「Future of Jobs」の中で、2020年に求められる「Top10 Skills」の上位の3つは【1】Complex Problem Solving(問題解決力)、【2】Critical Thinking(思考力)、【3】Creativity(創造性)でした。これらは、教科書内容を理解して覚え、唯一の正解を求めることが教育の中心であったこれまでの学習だけでは到底身につきません。

これからは、今後社会で求められる能力を学習者が自己のスキルとして獲得していくことができるように、日本の教育が変わっていく時代です。大学はこのような学習者に支持される大学になるために舵を切り始めています。受験生に求める力も従来のものだけではなくなってきています。

今、教育界では時代の動きを先進的に取り入れ、新しい価値観に基づく学校が登場してきています。それは戻ることのできない流れです。

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三田国際学園学園長

大橋清貫の「選びたい教育」②

※大橋清貫 先生のコラムは随時更新されるので、

本ページも追加更新していきます。

※2018年11月 追加更新
       高等教育への道を見据えた選択大橋清貫 コラムより)

各校の積極的なアクティブ・ラーニング(AL)への取組み

学習指導要領の方向性が「主体的・対話的で深い学びの視点から学習過程を改善」していくということなりましたが、それを受けて各校はどのような教育活動を展開していくかについて一所懸命に模索をしているところだと思います。

実現に向けて各校ともアクティブ・ラーニング(AL)への取り込みは進んできています。実施する中で質の高い内容での実現に各校とも苦慮しているところかもしれません。授業はもちろんですが、定期テストの授業との連携、さらにはALを意味あるものにする成績評価など課題はたくさんあります。ですが、教育現場はきっと乗り切っていくと確信しています。教育に情熱を持つ先生方の努力は素晴らしいものがあります。だからどの学校もやがて高い次元で実現していくことと思っています。

それでも立ちはだかる壁

それでもまだ立ちはだかる壁があるとすれば進路かもしれません。大学進学を前提とすれば、中等教育課程を修了し、次なる高等教育への道を見据えた時の選択です。

選択が決まれば当然のように今度は実現方法が課題となってきます。主として年が明けての試験日の一点勝負の世界がそこにあるからです。

特に私立大学入試における定員適正化が実施されてから合格者数の絞り込みもあって、受験生の悩みがさらに深くなっている気がします。この一点勝負の現実をどのように対処していくかということです。学校の悩みもここにあるのかもしれません。

変わる大学入試への対応に学校の真価が問われる

早くから果敢にALを取り入れて実施してきている学校は既に次のステップ・段階に辿り着いています。

大学入試で増えてきている思考力問題への適応、いよいよ始まる新型入試への対応、大学入試で比重を増す一方の英検等の民間英語検定対策、急速に人気を集めている海外大学入試準備。そして、高校時代の学習歴が本格的に問われるeポートフォリオの学内での徹底など万全の準備ができている中学・高校も出てきています。

学校は今や総合力で臨まなければならない時代に入りました。繰り返すことによる教育上の学校資産はまだまだ重要ですが、新しく始まっている大きな流れへの取り組みとその質的向上は今、学校の真価が問われている部分だと思います。

最良の進路選択のために

保護者の方・受験生の方が学校選択をされるときの基準はたくさんあると思います。私はそれぞれの方が自信を持って判断されたことで間違っていることは何もないと思います。

とにかく有名企業への就職状況が良好な大学、大学入試に強い中学や高校。その他、知名度、偏差値、部活動での実績、どれも納得できる選択理由です。

最近はこれらに加えてわが子の、あるいは受験生自身の成長期待度などが加わってきている気がします。とにかく情報を集めて分析しての進路選択こそ最良だと思います。

       辿り着きたい学校大橋清貫 コラムより)

どんどん増える新しい言葉

学校説明会など、さまざまな機会を通じて同じような言葉を耳にされると思います。グローバル教育、21世紀型教育、アクティブ・ラーニング、ICT等々、一時期多かった英語教育、理科教育を超える勢いです。

しかし、グローバル教育などここ数年登場している言葉はその内容が十分には理解されていないのではと思います。教育関係者でも意味や内容が統一されていない気がします。

それでも「アクティブ・ラーニングに力を入れています」という学校はどんどん増えています。「理科の実験を週一回はやります」という具体的なものとは全く違います。ではこれらのことはどのように理解したらよいのでしょうか。

大事なのは学校全体で取り組むこと

21世紀型教育と一口に言っても程度も内容もさまざまです。どの程度であってもやっていると言えなくありません。では話を聴いた側はそれをどのように判断するのがよいのか。

私が聞かせて頂いた先生方はどなたも真剣です。そして前向きです。知識も経験を十分にある方ばかりです。では何をどう見ればよいかというと「学校全体の動きや方向性の説明のなかで話されていればそれは相当に期待できます」と説明したことがあります。

21世紀型教育、アクティブ・ラーニング、どれも大きなかじ取りの中、学校全体で取り組むことではじめて実行可能になりますし、成果も出てきます。

ですから全体の話こそ大事だと考えています。全体の話は軸の話と言ってもよいと思います。どんな軸を持っているのか、つくり上げたのか、その話は伺っていて心躍る何かがあります。事実、そういった学校をいくつか知っています。

出会うべき学校に出会う

学校が進むべき明確な軸は何なのか、その中でどんな教育が必要だと考えているか、そこが最も伺いたいところです。そこに登場する新しい教育の言葉はどれも魅力的です。期待が持てます。そんな視点で学校説明会・オープンキャンパスを体験されると良いのではと思います。「出会うべき学校に出会えば人は成長する」そんな気がします。

大橋清貫が考える重要な思考。三田国際学園学園長 大橋清貫の「選びたい教育」.pn
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大橋清貫先生のコラムから、

教育に関する様々な情報を得ることが出来るので

今後も学び続けたいと思います。

中学受験、高校受験と一つずつステップを踏む過程で、

時代の流れに注視していく必要があることを

念頭に置きながら、情報収集していきたいと思います。

大橋清貫 先生

​について思うこと

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